京王線中河原駅、右手の駅前広場から鎌倉街道を渡って向かい側「正の家」かき揚げ(そば)430円をずずずずっっっっ。
この場所は、以前平岡という居酒屋だったような記憶がありますが、気がついたら表の看板に大きく「立ち食いそば」という文字が。2015年9月に開業のよう、暖簾も出ているので入ってみると、いらっしゃいませ!とお店のおっかさんの元気な挨拶にちょっと驚きます。この声、なんというかアルバイトの女の子の出すマニュアル的な挨拶じゃなくて、お腹の奥から発せられてるようなしっかりした声。
店内はL字型のカウンター席にお座敷小上がりと、おそらく前のお店のほぼ居抜きで営業されているようです。ちなみに立ち食いと書かれているのに、全席着席スタイル。壁に貼ってある麺メニューはごくスタンダードなものが10種類ほど。かけ280円からの値付けですが、まずは定番でかき揚げ430円をオーダ。お冷はテーブルにコップとポットがあります。
オーダすると中西製麺の袋麺を都度茹で、かけ出汁は鍋から注いでかき揚げをのせ、ネギをちらして完成。カウンターの前から直接ではなく、わざわざ客席側から運んでくれます。このあたりも、路麺店というよりは居酒屋っぽい。
ホシが入ったのどごしの良いもの。汁は甘さ塩分ともやや強めですがバランスは取れていて嫌味はあまり感じません。おそらく業務用のものでしょう。なのであまりお店の個性や特徴は感じられません。天ぷらはやや強めに揚げられていて、揚げ置きでやや固くなっていますが、海老の香ばしさが楽しい。汁に沈めて少しづつ崩していただきます。
中河原には以前改札を出てすぐ右前方に路麺店がありましたが、数年前に閉店して以来の路麺店復活。昼間ではそば処、夕方以後はのみ処そば処として営業ということは、夜もおそばを食べられるのでしょう。メニューも特に朝昼用と明記してなかったですし。しかも土日は14時から営業らしいので、飲んだ後に蕎麦をずずっっ、という使い方もできそうです。おばちゃんの「ありがとうございました!」の声も元気。さて、気合を入れて仕事に向かいますか。ごちそうさまでした。