新宿駅南口を御苑方向へ、ドコモショップの脇を左折し右側「信州屋 新宿店」かき揚げ天そば430円をずずずずっっっっ。
以前は甲州街道(の側道)沿いにあった信州屋さん、2016/2に数十メートル移転しリニューアルオープンされたので早々にお邪魔しました。今度のお店はやや細長い店内に椅子席の他に立食スペースが設けられているのがポイント。オーダは厨房前のレジで店員さんに告げるという仕組みなのですが、これ先客がいないと(そしてレジに店員さんがいないと)少々戸惑います。
11時までの朝食セットは400円でそば(こちらのかけそばはデフォルトでわかめと絹さや入り)にご飯、玉子などがつく良心的な内容ですが、そこまでがっつり食べる気はなかったので、いつもどおりのかき揚げ天そばで(これのほうが朝食セットより高いんですけどね)。厨房近くの椅子席で待つこと2分ほど、トレイを受け取って、いただきます。
先述のとおり、デフォルトでわかめと絹さや入りというのはちょっと嬉しい。蕎麦は細めで若干くいーんと伸びる越しもあります。調理場では明らかに茹で置きを計量して再加熱というのが丸見えでしたが、店内製麺という麺は香りはしないものの路麺店としては充分のクオリティかと思います。かけ汁は鰹節をたっぷり使っているとのこと、いわゆる花鰹的なぷんとした香りは立ちませんが、品よく出汁が取れていて穏やかな醤油の汁の味わいに厚みがあります。
かき揚げ天は都度揚げ。小エビが数個入っているのが見える他、コロモが薄いので人参のオレンジ色が綺麗に確認できます。これを見れば味は保証されたようなもの、油の重さもなく、小エビや玉ねぎの味を楽しみつつ、油がかけ汁と混ざってコクが深まる、これが路麺のかき揚げそばの醍醐味。全体に優等生的な一杯。
下膳口へ自分で持って行きますが、先客の下膳やらなにやらでスペースがかなり塞がっていたのは、ちょっといただけません。まあそれは細かいことで、全体としてはインパクトはあまり強くないものの、お店の雰囲気も含めて品よい路麺に仕上がっているので、女性客も入りやすいんじゃないかと思います。ごちそうさまでした。
関連ランキング:そば(蕎麦) | 新宿三丁目駅、新宿駅、新宿西口駅