2015年12月26日

そば二郎〔八王子〕




八王子駅北口斜め左の放射道路を進み、ローソンのある角を左へ、すぐ右に入る「そば二郎」肉そば(冷たいつけそば)800円をずずずずっっっっ。

この界隈は「黒塀通り」と呼ばれ、そのネーミングからピンと来る方もいるかと思いますが、八王子が織物の街として栄えた頃はこの一角は花街としてたいぞう栄えたところ。週末の日中こちらのお店の開店時間におじゃましたら、向かいの風俗店に開店行列ができていてちょっとびっくりしたり。ひゃー。

さて、こちらのお店はもともと小料理屋さんだったスペースだそうですが、L字型のカウンター席はなるほど路麺店というかラーメン店に近い雰囲気にうまくリニューアルされています。カウンター席は厨房側と壁側の両方で計10席ほど。入口左側に券売機があり、一番上に肉そば、鶏そば各800円のボタンが。ふむふむ、いわゆる「港屋インスパイア」と呼ばれるカテゴリーのようです。メニューはそう多くなく、他には胡麻のりそば、ダッタン飯など、いわゆるかけ300円程度の路麺店ではなく、限りなくラーメン屋さんに近い価格帯のお店と思ったほうがいいでしょう。

肉そばをポチッと、食券を厨房のお兄さんに手渡します。店員さんは二人とも若いお兄さん、揃いのロゴ入りTシャツ姿。着席してしばらく待ちます。まずはポップ社の製麺機でニュニュっと押し出し製麺。茹でている間に肉を準備、そう待つことなく提供です。

ではいただきます。白い逆円錐形の磁器に入った蕎麦は400gだそう。僅かに扁平の麺は色黒でホシがあり、食べてみればコシや固さも適度でしっかり穀物の風味を感じます。これはこの手の蕎麦としてはなかなか美味しい。押し出し製麺機も進化してるんだなぁ、と思ったり。これに薄切りで味のついた豚肉とネギ、白ゴマと刻み海苔がトッピング。肉も柔らかく味付けもジャンクではあるけれど肉の味を壊しません。一方つけ汁は少々油の浮いた透明なブラウン。これに生卵がついています。汁はやや甘さが目立つけれど、いわゆる港屋ほど甘辛くなく(私はアレが苦手)麺も汁もエキセントリック過ぎず、麺や具材とあわせてなかなかおもしろい味にまとまっています。

カウンターには、最初はまず蕎麦だけで、次に汁につけて、次にラー油と胡麻油を足して、さらに卵を落として、最後に蕎麦湯で割って汁を飲む、というオススメの食べ方が書かれているので、それにしたがっていただいてみます。なるほど油を少量足すとなかなかおもしろい味になりますね。味付けが甘辛めなので卵との相性がいいのは想像どおり。出汁を入れれば卵スープになって、この時甘すぎると飲む気が失せるのですが、カウンターに常備されている蕎麦湯を多めに入れて最後まで飲み干しました。

港屋インスパイア系とくくるにはもったいない、蕎麦自体の味の良さが印象に残りました。肉そばもよかったけれど、麺がこれだけしっかりしているならもりそばで食べたいかも。こちらのお店、栃木県の製粉メーカーさんの出店なのだとか、なるほどそれなら麺の出来がいいのも納得です。現在は21時までの営業ですが、将来的にはもっと遅い時間までの営業も検討されているそうで、これなら呑んだ後の〆につつつつっとすするのにもいいだろうなぁ。ごちそうさまでした。

そば二郎

昼総合点★★★☆☆ 3.5



関連ランキング:そば(蕎麦) | 八王子駅京王八王子駅




この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。