立川駅南口を左へ、3分ほどWINSの建物内「哥川」天ぷらそば400円をずずずずっっっっ。
路麺店はさっとすすれるところが特徴の一つですが、その特徴ゆえ鉄火場、もとい競馬所などの近くにもあります。立川のWINSの出入口から徒歩数歩のこちらもその一つ。路麺というよりは、実質的には立ち呑みに近いといえるかもしれません。つまり店内でちびちび飲みながらテレビと競馬新聞を眺め、勝馬投票券に書き込んで「ちょっと行ってくる」と席を確保したままWINSまで往復する、、そういうお客さんが多いお店です。そして当然のように喫煙率高し。
競馬開催中の某日にふらりと暖簾をくぐってみると、レースはまだ序盤の第2レース、まだまだ雰囲気は穏やか。券売機なんてシステマチックなものはなく、カウンター内のねじり鉢巻のおやじさんに「天ぷらそば」とオーダーを告げ、空いていたカウンター席に陣取ります。といっても私は競馬をやるわけではないのですが(苦笑)。かけそばが350円、たぬき、きつね400円と天ぷらが同額なので、わりとリーズナブルかも。あらためてメニューを眺めれば、メニューはアルコール類も含めて(多分)全品50円か100円単位のキリの良い額ばかりです。丼ものやセットも多く用意されています。
袋入りの麺を取り出し、待機していたかき揚げを載せて2分ほどで完成、丼を受け取っていただきます。麺はややぼそっとした食感があり、汁は意外と濃くなく若干化学調味料を感じます。天ぷらは典型的路麺のふにゃっとしたもの。こういう麺は一気に食べ終えてしまうに限ります。
回りを見ると、カツ丼やなべやきうどんを召し上がってる方が多い気がします。この場所でカツ丼はつきものですね。丼を返してごちそうさま、と声をかけると「いってらっしゃい!」と店主さんから声がかかるのもこの場所ならでは。しかし、哥川とはまた風流な店名だこと、このあたりの由縁を今度聞いてみたいものです。